カウンセリングは誰でも受けられる!生きづらさに効果はある?

生きづらさを感じる…カウンセリングはどうしたら受けられる?

最近大人の発達障害・ADHD・HSPなど、さまざまな生きづらさに関するワードを目にする機会が増えてきました。

生きづらさや心のトラブルと聞くと、日本ではセンシティブなこととして表に出すことは少なかった傾向にありましたが、これだけネットなどでも知られるようになったということは、生きづらさ感じている人が多かったからなのでしょう。

生きづらさを軽減するための本なども多数出版されていますしね。

生きづらさを感じている時に、いろいろ調べてみると「カウンセリングを受ける」なんて話も出てきます。ただ日本って、どうしても心療内科、メンタルクリニックなどと聞くと行きたくない場所、自分には関係ない場所、簡単には行けない場所と、ネガティブに認識している方も多くって…。

これまでの教育で右に倣え・みんなと同じ・和を大事にということを学び過ぎて、個性を押し殺す生き方をしているからでしょうか…。

参考リンク:厚生労働省|まもろうよこころ

カウンセリングを受ける方法は2パターン!

生きづらさを軽減するためにカウンセリングを受ける方法は2パターンあります。

ひとつは心療内科で医師に生きづらさを感じていることについて相談して、医師の指示(合意)ありきで治療の一環としてカウンセリングを受ける方法。もうひとつは、民間のカウンセリングを受ける方法です。

大きな違いは、医療機関でカウンセリングを受ける場合は医師の判断が必要になる反面、民間であれば自分の判断で受診することが可能ということ。

自分に合いそうな方をチョイスする

どちらも目的はほぼ同じなのですが、この他にも、

  • カウンセリング費用が保険適応になるか否か
  • 投薬の有無
  • 公認心理士や臨床心理士の有無(民間カウンセリングでも資格を有するカウンセラーがいる場合もあります)

などの違いもあります。

生きづらさを感じて、カウンセリングに興味を持った時は、自分に合いそうな方をチョイスすると良いですね。生きづらさを本気で解消したいなら、心療内科を毛嫌いしないでください。欧米では心療内科やカウンセリングなんて、当たり前ですからね♪

参考リンク:厚生労働省|福祉・介護 公認心理士

生きづらさをなくしたい…カウンセリングで効果は期待できる?

カウンセリングの口コミや効果について調べてみると、ピンキリの情報が出てきます。

それにカウンセリングといっても、心理学的な意味で言われているものもあれば、スピリチュアル的な意味で言われているものもあったり、効果を期待できないと思う人もいたり、カウンセリングってうさんくさい…と思う人もいたり、そもそもカウンセリングに偏見がある人もいたり…。

実際のところ効果ってどうなのでしょう?

カウンセリングでは話すことがメイン!思考の癖を修正する

カウンセリングとひと言でいっても色んな方法があって、ワークなどに取り込むケースもありますが、基本的には、とにかく話すことを重視します。話していく中で、カウンセラーはその人の思考の癖を把握して、その生きづらさを感じてしまう原因となる、よくない考え方の癖を軽減していくのです。

生きづらさを感じるようになってしまう原因には、先天的なものもあれば後天的なものもありますからね。

後天的なものは大半が思考癖

後天的なものの場合は大半が自分の思考癖にあり、原因はトラウマ・育ち方・家庭環境など、本当にその人によってさまざまです。

カウンセリングを受ける人が話す内容・思考の方向性をみながら、カウンセラーが会話を通じて生きづらさを感じない思考に誘導していきます。時間がかかる作業ですが、この効果は絶大で、生きやすい思考を板につけていくことができます。

カウンセリングの内容次第では効果を感じにくいことも?

カウンセリング次第で、効果がわからないことがあるのは否めません。選んだカウンセリング内容が合わないことや、カウンセラーさんとの相性もあるからです。

カウンセラーとはいっても、所詮同じ人間ですし、話し方が合わない…言い方がちょっと…生理的に会わない…なんてこともありえます。そんな人との会話で効果が上がるかは、甚だ疑問です。

また、カウンセリングって無資格でもできることをご存知でしょうか?

合わない進め方をする人もいる

医療機関には公認心理士や臨床心理士が在籍していることが大半ですが、民間の場合、自称カウンセラーも多く、独自のカウンセリング方法を取るため、合う合わないが顕著に出てしまうこともあるんです。これは無資格=効果がないという話ではなく、合わない進め方をする人もいるという話。

スピリチュアル的なカウンセリング方法をする人もいますから、そういったことを信じない人からしたら、なおさら効果を感じるはずはありませんからね。

カウンセリングで生きづらさを解消したい!効果を得るために

カウンセリングでの効果を最大限に発揮するには、いくつかポイントがあります。

SNSや口コミなどで「効果がない」「なんのためにやってるのかわからない」なんて声も上がっていますが、効果を感じられない人の場合、カウンセリングを誤解している人が多いのです…。

そんな誤った認識では、効果が出るはずがありません。生きづらさを感じているのを解消したくてカウンセリングを受ける場合には、これから紹介することに留意しておいてくださいね。

「効果なんてあるわけない…」というネガティブな思考は捨てる

カウンセリングを最初からうさんくさいと決めてかかっている、効果なんてあるわけないと疑っているようであれば、効果が出るのも極めて遅くなってしまい、時間がかなり必要になってきます。

生きづらさを解消したいのであれば、表現が微妙になってしまうのですが…『まないたの鯉』で良いのです。素直な気持ちでカウンセラーとの会話に向き合いましょう。お伝えしたように、カウンセリングは基本的に会話がメインです。

時間がかかる覚悟が必要

そして、思考の歪みやズレを会話の流れで、少しずつ修正させていく・考える力を養わせるのがカウンセラーの役目。つまり時間がかかって当然です。

なのに「〇ヶ月も通ってるのに、効果感じないんだけど…」とカウンセリング自体を疑っていては、3歩進んだのに2歩下がっている状態になってしまいます。

これまで何年もかけて出来上がった価値観や思考の癖を修正するのですから、ポジティブな気持ちで時間がかかる覚悟で受けてくださいね。

カウンセラーは生きづらさの答えを教えてくれるわけではない!

これは多くの人が誤解していて、効果が出ないと不平をいう原因なんですが…カウンセリングを受ける=カウンセラーが答えを教えてくれる・生きづらさを解決するアドバイスをくれるというわけではありません!

藁をもすがる思いで受ける人には酷な話に聞こえるかもしれませんが、これまでにも触れてきたように、カウンセリングでは本人の考える力を養う・考え方の癖を修正することが目的なんですよね。

カウンセラーはサポートをする存在

ですから、効果が出るにはそれなりの時間がかかるのは当然ですし、カウンセラーだからといって「こうしたら楽になりますよ」というような話はしません。神様ではありませんから。個人の意思が第一優先です。

生きづらさを改善するのはあくまで、自分の性格の癖を修正すること。

カウンセラーはそのサポートをする存在に過ぎません。生きづらさを軽減する思考に導く存在ですので、即効果が出るという期待は誤解ですので、時間をかけて自分に向き合う心持ちでいてくださいね。

生きづらさはカウンセリングで効果的に解消できる!

生きづらさを効果的に解消するには、他力本願ではなく、自主的な姿勢や自分の心の本音を素直に吐き出して、それを生きやすい方に変化させていく必要があります。カウンセリングは、その良い方へ導く思考のアドバイザー・道しるべのようなサポートをする仕組みです。

心療内科に行くほどでも…という方は民間の方に相談するのもよし、明らかに心の負担があるなら心療内科に相談するもよし。気軽に一歩踏み出せたら、これからの人生は生きづらさから解放されますよ♪

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