スピリチュアルって胡散臭い?セラピーって効果あるの?
スピリチュアルなどと聞くとどんなイメージがありますか?
- 癒されそう
- 胡散臭い
- 値段が高い
- 生きやすくなれそう
など、賛否両論な意見が上がるのではないでしょうか。世界観が肌に合う合わないはそれぞれの感性によって異なりますし、独特の世界観なので、効果なんて信じられないという方もいても当然です。
でも…スピリチュアルをもとにしたセラピーは、効果がないと思っている方に知って欲しいことがあります。
海外ではスピリチュアルセラピーも治療の一環に?!
WHOもスピリチュアルという言葉を利用し、精神面の健康の重要性を提唱していますし、欧米ではスピリチュアルセラピー関連が病気の治療の一環として取り入れられていることもあるんですよ。
また、企業のトップ・経営者などでもスピリチュアルを取り入れ、普段からスピリチュアルセラピーなどを受けている方も少なくありません。こういった事実がありますので、効果がないとは言えないのではないでしょうか。
参考:厚生労働省|WHO憲章における「健康」の定義の改正案について
スピリチュアル系セラピーってどんなのがある?それぞれの効果とは?
具体的にスピリチュアル系のセラピーにはどんなものがあるのでしょうか?
スピリチュアルの世界って目に見えるものではなく、ある程度の”イマジネーション”も必要になってくるので、セラピーの効果も受ける人のマインドで変わってきます。
いくつかセラピーの種類とその効果をご紹介するので、「こんな世界観なんだ」ということを”イメージ”してみてくださいね。
スピリチュアルセラピーとその効果①瞑想・マインドフルネス
スピリチュアルという意味を越えて、昨今瞑想やマインドフルネスを取り入れる人は増えています。もちろん、スピリチュアルセラピーの一環として瞑想を行う場合もあり、セラピストの瞑想誘導(瞑想に深く集中するためのサポート)によって質の高い瞑想を行える効果が期待できるのです。
ここでひとつ質問ですが、みなさん普段の生活で、起きていること・自分の感情などに向き合う時間って取れているでしょうか?
心を冷静に見つめる時間を作る
案外、なんとなく過ごしていたり、イライラやモヤモヤも流して生きていたりしませんか?
そういったモヤモヤや自分の心の本音に向き合うことで、ストレスを解消する効果が瞑想にはあります。
意図的に心を冷静に見つめる時間を作り、自問自答することで、集中力アップ、自分らしい生き方・答えなどを探るセラピーとして、アメリカでは医療介入としても瞑想を取り入れることもあるのです。
参考:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』|瞑想
スピリチュアルセラピーとその効果②カウンセリング・ヒプノセラピー
スピリチュアルセラピーでも心療内科のような医療機関と同等の、カウンセリングを行うセラピーがあります。
ただ、スピリチュアル系の場合、セラピストによっては前世の話やカルマ(宿命)、守護、魂などの言葉も出てくるため、苦手意識がある方にとっては、効果については個人差もあるでしょう。
また、カウンセリングの中でも潜在意識にアプローチする”ヒプノセラピー”もあります。
ヒプノセラピーとは
ヒプノセラピーとは催眠療法のこと。催眠療法は、スピリチュアルだけではなく心理学的な療法でも用いられることがありますし、かなり歴史も深い治療法です。
催眠、つまり眠る前の状態にして脳を無意識の状態にすることで、潜在意識に迫る手法です。
効果としては、本当の自分の心の内を知れて悩みを解決できる、ストレスの根源に気づいて生きやすくなる、ありのままの自分を好きになれるなどがあります。
スピリチュアルセラピーとその効果③アロマセラピー
香りを嗅いだ時に、なんだか懐かしい気がしたり、香りと連動する記憶が蘇ったりすることはありませんか?そういった作用を、応用したのがアロマセラピー。香りのパワーを使い、神経に刺激を与えて、潜在意識にアプローチする手法です。
現時点ではアロマの効果は科学的には立証されていませんが、立証される日は近いといわれていますし、立証の有無に関わらず、好きな香りを嗅いだら癒されますよね。
効果としては、なんといってもリラックス効果と乱れた心身のリセット。うまく香りと記憶が連動したり、香りと潜在意識が連動したりすると、心・体・魂を癒し整える効果が期待できます。
受ける方の悩みによって、使用するアロマを変えたり、カードを引いてそのカードからアロマを決めたり、セラピーを受けている間の会話から、心理学的・スピリチュアル的なサポートをすることもあります。
スピリチュアルセラピーとその効果④オーラヒーリング
有名人を見かけた時、「やっぱりオーラがすごい」なんてことを言ったり、幸せそうな人に「幸せオーラ出てるよ♪」なんて言ったりしたことありませんか?
そのオーラが色として見えるセラピストがいます。(ちなみにスピリチュアル的には鍛えると、オーラは見えるようになると言われています。)
その色にはさまざまな意味があり、その人の色によって状態を助言し、癒す流れです。
オーラヒーリングに近いレイキヒーリング
レイキヒーリング(いわゆる気功)もこれに近いセラピーで、手をかざすことで気が滞留しているところを見つけ、改善する方法です。「手当て」という言葉がありますが、レイキはまさにそれ。ちなみにレイキは霊気という日本語です。
レイキヒーリングもオーラヒーリングも、その能力を持つセラピストが「今」の状態を改善する効果やデトックス効果があるとされています。
ただ、どちらもスピリチュアル初心者には抵抗があるかもしれませんね。
スピリチュアル系のセラピー効果を上げるために
スピリチュアルセラピー関連は、効果が上がりやすい人と、上がりにくい人がいます。
たとえば、ヨガをやっている人などからしたら、チャクラだとかプラーナだとか、スピリチュアルに関連するワードが出てくることもあり、スピリチュアルな世界観を感じることもあるでしょうから、セラピーの効果は上がりやすいともいえます。
もちろんヨガをあくまでストレッチとしてやりたい人には、この世界観が苦手という場合もあるのですが…。
大切なのはセラピーに頼りすぎないこと!
「セラピーを受ければ治してくれるんでしょ?」「よくしてくれるんでしょ?」という思いで、スピリチュアルセラピーに依存してしまうのではなく、セラピーを介して「自らが考えること」が極めて重要です。
また、“頼りすぎない”ということに相反するようですが、「どうせスピリチュアルなんてガセだよ」「効果ないに決まっている」なんて思いが強すぎると、それもまた効果の妨げになります。
素直にセラピストの言葉を聞けない状態・セラピーの効果をブロックしているようなものですからね。
スピリチュアルセラピーは、あくまで、セラピストの力を借りて自分を養うスタンスも大切です。無論、無理矢理セラピストの言うことに合わせようとする必要はなありません。しかし、他力で”解決してくれる”のではなく、”解決の力添え”をもらうという心持ちでいましょう。
スピリチュアル系のセラピーに効果を感じない場合
しばらく続けても効果を感じない場合は、セラピストとの相性がよくない可能性もあります。ヒーラーだのセラピストだのも所詮は人間ですから、合う合わないがあるのは当然ですからね。
また、残念ながら効果も何もあったもんじゃない、偽スピリチュアルカウンセラーもいます。ですから、違うと思った時点で、違うセラピーに切り替えるなど、冷静かつフラットな気持ちでいることも忘れないようにしましょう!