いつも眠い…疲労回復に効果的なパワーナップ!正しいやり方や注意点とは

疲労回復に効果的!パワーナップとは?

パワーナップという言葉をご存知でしょうか?ナップ(nap)とは、昼寝やうたた寝、仮眠という意味の英語で、つまり、少し寝て疲労を回復させることをいいます。

最近では、仮眠室や昼寝タイムを導入する企業も増えてきていますが、それはパワーナップの効果を利用して、効率よく仕事をしてもらうためなんですよね。

パワーナップは、厚労省も推奨するほどで、効果が立証されています。

参考:厚生労働省 スマート・ライフ・プロジェクト 事務局| 質のいい睡眠で、カラダも心も健康に。

たとえば、お昼ご飯の後に眠くなったり、睡眠不足でやる気が出なかったり、疲労感があって動きたくなかったりする時、皆さんありませんか?

こういう時って、「やることあるし、頑張らないと…」と体に鞭を打ってみても、結果、全然進まない…思うように動けない…心身ともにつらい1日だった…と終わってしまうこともあります。

それなら、いっそのことパワーナップで効果的に疲労を抑えつつ、効率アップさせてしまいましょう!

疲労回復するのに効果的なパワーナップのやり方

疲労回復・軽減に効果があるパワーナップの正しいやり方をご紹介します。正しいやり方をしていないと、効果的に疲労を軽減できなくなってしまうこともあるので、注意が必要です。間違えると逆効果で、体内リズムが狂ってしまうことも…。

ここでは、やり方の解説に合わせて、どうして効果があるのかのメカニズムついても解説しますので、しっかり納得しながら、日常にパワーナップを取り入れてみてくださいね!

疲労回復に効果的なパワーナップのやり方と効果①10〜30分の仮眠

お昼寝って、とっても響きのいい言葉で、贅沢な気分になりますが、いくらポカポカ陽気だといえど…いくらエアコンがあって快適な温度になっていたとしても、効果を発揮するパワーナップの所要時間は、10分から長くても30分までに抑えるようにしましょう。

疲れていたり、眠気が強かったりすると、そのままダラダラ寝てしまいそうになるかもしれませんが、そこは堪えて我慢です!

というのも、みなさん、睡眠のサイクルでもある「レム睡眠(浅い眠り)」「ノンレム睡眠(深い眠り」って聞いたことはありますよね?

この睡眠のサイクルを利用した、長すぎず短すぎずな時間が10〜30分が、ちょうどウトウトしてリラックスする効果が現れるタイミング。

脳は完全に寝落ちしないけど体はリラックスする、そのくらいの仮眠をする状態です。これをすることで、疲労が軽減されます。

疲労回復に効果的なパワーナップのやり方と効果②12〜15時に行う

パワーナップは12〜15時に行うようにしましょう。パワーナップの時間帯は遅すぎると逆効果なんです。というのも、眠気はメラトニン(眠気を感じる分泌液)とセロトニン(眠気から覚醒する分泌液)が関係します。

メラトニンは起きてから12時間後あたりから出始める分泌液なので、変な時間帯にパワーナップをしてしまうと、今度は夜にメラトニンが分泌されにくくなり、寝付けない原因になってしまいます。

疲労回復に効果的なパワーナップのやり方と効果③目を閉じるだけでもOK

パワーナップは、目を閉じてジッとしているだけでも効果は十分にあります。そのため、「寝ないと!」と焦る必要もありません。

パワーナップを勘違いして、「ちゃんと寝ないといけない」と思ってしまう人もいるのですが、実は、目を閉じているだけでも効果は十分あるんですよ。

眠れなくてもいいので、目を閉じてじっとする。これだけでいいので、プレッシャーに感じないでくださいね。

疲労を溜める?!逆効果なパワーナップのやり方

少し触れたように、正しいパワーナップのやり方をしないと、疲労回復どころか逆効果になってしまうので注意が必要です。

「昼寝が良いって聞いたからやってみたけど、効率が落ちて逆効果なんだけど…」という方は、やり方を間違えているからかもしれません。

昼寝の気持ちよさゆえに、やってしまいがちな間違ったパワーナップについてもご紹介しますので、少し気に留めておいてくださいね。

疲労を増やす誤ったパワーナップ②長すぎるパワーナップ

一番気を付けてほしいのは、寝過ごしてしまうこと!少し触れましたが、適度に脳も体も疲労を抜いてリフレッシュできるポイントは、10〜30分の仮眠です。

それ以上の深い睡眠をしてしまうと、起きづらいわ、脳が睡眠モードに入ってしまうわ、余計に体も脳も寝たい状況になってしまうのです。

さらに、必要以上に寝てしまうと、夜に寝れずに翌日また、眠いまま・疲労を抱えたまま行動しないといけなくなってしまいますからね!

疲労を増やす誤ったパワーナップ②考え事をしている

パワーナップが効果を発揮するのは、脳を適度に休ませることから始まります。そのため、せっかくのパワーナップタイムに、あれこれ考え事をしてしまっては、効果も半減するのは当然のことです。

お仕事をされている方は、昼休みなのに午後からしなくてはいけないことを考えてしまったり、主婦の方であっても、午後から買い出し行って子どものことやって…なんて考えてしまったり…。

時間ややることに追われている時って、無意識にあれこれ考えてしまう気持ちもわかるのですが、疲労を抜くためのパワーナップなのに、常に脳が考えている状態になってしまいます。

目を閉じているだけでも、効果はあるとはお伝えしましたが、できれば脳も体もオフにするイメージを持ちましょう。疲労から回復するための必要な時間ですから、しっかり休めるようにしてくださいね。

疲労を増やす誤ったパワーナップ③パワーナップに頼りすぎている

パワーナップをしても全然疲労が抜けない、毎日異常な睡魔を感じてるなどの症状がある場合は、もしかするとパワーナップ云々で解決できないレベルのトラブルがある可能性もあります。

たとえば、無呼吸症候群や栄養バランスの悪さからくる疲労感…。普段の栄養バランスや睡眠の質がよくなければ、どれだけパワーナップをしても効果は感じられないこともあります。まず日頃の生活を見直すようにも気を付けておきましょう。

参考:e-ヘルスネット|昼間の眠気 -睡眠時無呼吸症候群・ナルコレプシーなどの過眠症は治療が必要

正しいパワーナップで疲労を効果的に軽減しよう!

疲労困憊・睡魔がきつい時は、無理してみたり、カフェインを多めにとったりするのではなく、割り切って寝ちゃいましょう!正しいパワーナップをすれば、1日とても効率的に行動できます。

しんどいと思いながら終える1日と、ほんのちょっとの仮眠でスッキリ過ごせる1日と、どちらが過ごしやすいでしょう?

疲労感がある時こそ、ちょっとひと休み。しっかり疲労回復をして素敵な1日を送ってくださいね!

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