フードロスの原因とは?個人でSDGsの取り組みはできる?
昨今、新型コロナウイルスやウクライナ進行などの原因から、あらゆるものの値段が上がっている反面、フードロス(食品を無駄にしている)も増えていることをご存知でしょうか?
ニュースなどでも、余った(流通に回らない)牛乳が捨てられている現状などもピックアップされています。
世の中にSDGsという言葉が浸透しはじめ、さまざまな取り組みが実施されている反面、SDGsとは真逆な状態も起きている事実。根本原因を改善する取り組みは、できていない現状もあります。
リサイクル可能製品に気を付けるなどの個人的な取り組みで、SDGsに貢献することはできますが、フードロスもSDGsの一環にも関わらず、一般にはあまり浸透していません…。
食べ物を無駄にしてしまっている人もいます。
そもそも日本は特にフードロス大国。とはいえ、日本の衛生のルールや社会に原因を押し付けることもできますが、実際は個人でできる取り組みもあるものです。
フードロスの原因を知ってSDGsに貢献できる地球に優しい取り組みを、あなたもしてみませんか?
フードロスの原因とSDGsの取り組みの関係とは?
そもそもSDGsとは、限りある資源を無駄にすることなく持続可能なもので保護をしていく意味があります。
人間が便利さを求めていった結果、CO2や自然破壊が急激に増えたことが原因で、地球レベルの危機が引き起こされかねないという懸念から始まっています。
一方、フードロスとはそもそも食品ロスともいわれ、食品を無駄にしないという意味です。
フードロスがどういう原因から引き起こされ、なぜSDGsの取り組みが必要と言われているのか、少し考えてみましょう。
すべては人間が便利さを求めすぎたことが原因
価格が上がりつつあるとはいえ、今はスーパーに行けば季節関係なくさまざまな野菜があり、魚もお肉も豊富な種類が取り揃えられています。
高度経済成長期に、便利にする取り組みがおこなわれてきたこともあり、今ではそれが当たり前になりました。
しかし、高いも安いも味の良しあしも含め、色んな種類があってその中から選ぶ楽しみがあるにせよ、残念ながらそれこそがフードロスの最大の原因でもあります。
たくさんあるあまり、傷んで処分されてしまう食材(=フードロスになる食材)もあるわけです。
夕方以降の遅い時間になると、お店側も見切り値下げはしているものの、言うまでもなく完全にロスをゼロにするなんて不可能。
ただ、本来、お金の有無に関わらずこんなにたくさん取り揃えておかなければならないものなのでしょうか?
必要以上のものがあるから、処分する原因になっているとも言えますよね。
それは発注する人の数量に原因があるからではなく、多くを求めすぎた・便利を求めすぎてきたことが原因ではないでしょうか?
こういったことをなくす取り組みもSDGsに必要なことなんですよね。
食物を育てるため工程にも反SDGsの原因が?!
フードロスの原因でもある、作り過ぎ・豊か過ぎる商品ラインナップですが、旬でもない野菜が年中買えますよね。輸入もありますが、国産のものもあり季節感もありません…。
たとえば、夏の野菜が真冬に買えますが、それらはどうやって育っているか考えたことがあるでしょうか?
原則、ハウス栽培で夏の気温を強制的に作って無理やり野菜が育つようにしています。しかしハウスだけでは夏の気温までは上がるはずがありません。
そこで、ハウス内の暖房のためにハウス専用の大型暖房器を使用し、大量の石油や重油を燃やして加温します。
そして、温度は上がったとしても夏の太陽の日差しの強さが足りませんから今度は、化成肥料を多めに使用するのです。たくさん燃料を燃やしてSDGsどころではありません。
さらに化成肥料(化学合成物質)は天然物質ではないので、土に混ぜると土が傷みますし、土に溶けて自然に戻ることはありません。数年後、二度と野菜が作れない土になります。全然、地球環境保護になっていませんよね。
それだけして、売れ残ってフードロスになっていては、本末転倒ではないでしょうか。
いつでも買える楽しさの反面、これは自然保護の取り組みが必要な話でもあります。
厳し過ぎる商品規格と賞味期限表記の原因
フードロスの1番の原因は廃棄する食品が多いことです。
- 規格外のサイズは流通させず自家消費か廃棄。
- 賞味期限の期間が切れたら、傷んでいないのに処分。
そんな状態ではフードロスを解消するSDGsの取り組みができているとは言えるはずがありません。
最近では規格外の商品も安値で販売するなどが増えていますが、残念ながらこれだけでは根本原因の解決には至ることもなく…。
見た目がキレイ=おいしいではないので賞味期限や形を目安に買わないこともSDGsの取り組みのひとつではないでしょうか。
フードロスを減らすために個人でできるSDGsな取り組み
有り余る食品や、過剰な出荷条件などにより捨てられる羽目になる悪循環がフードロスの原因でもあります。
SDGsが当たり前になりつつある中、個々でできる取り組みにはどのようなものがあるのでしょうか?
政府がそういう取り組みをしっかりしていないから…というのも一理ありますが、個人でできるSDGs活動もあります。
マイバッグ、マイカップなどが浸透してきた今、フードロスについても前向きな取り組みをしていきましょう!
フードロスのためにできるSDGsな取り組み①賞味期限
賞味期限が長いものを選んで購入するのはやめましょう!
気持ちはわかります。作りたての方が気分もいいでしょうし。買い置きしておきたいという理由から、できるだけ賞味期限が長いものにしたいということもあるかもしれません。
しかし、みんながそれをやっていると、賞味期限が近いものが売れ残ってフードロスに繋がります。
ご存知の方も多いでしょうが、賞味期限はあくまで目安の日程。傷んでいる・食べられないということではありません。
さらに、冷蔵庫にストックが多くて、せっかく買った長めの賞味期限のものを、廃棄してしまっていないでしょうか?
これは家庭内で起きている一番身近なフードロスの原因です。SDGsを考えるなら、まず家庭でのフードロスを減らす工夫は欠かせません。
- メニューを考えて計画的な買い出しをする
- こまめに買い出しをする
- 余っているものを優先的に使う
などを意識して、フードロスの原因を減らしていきましょう!これも立派なSDGsの取り組みです。
フードロスのためにできるSDGsな取り組み②買い過ぎない
先ほどの賞味期限でもお伝えしたように、安いから買っておこう、あったら使うだろうととりあえず買ってしまうのはフードロスの原因にもなります。
あっても困らないからと購入するものは、なくても困らないケースも多いもの。食品の無計画な衝動買いは、捨てる羽目になる可能性もあるので注意が必要です。
買うからには、捨てずに使う意識をしてみてください。それもSDGsの取り組みとして、無駄をなくす行動のひとつですよ♪
フードロスのためにできるSDGsな取り組み③捨てない!
フードロスは賞味期限が切れて傷むことばかりが原因ではありません。
たとえば、お惣菜の購入やおつとめ品の買い込み。便利だったり安くなっていたりしたら確かに家庭としては役に立ちます。
しかし、買い込んで使わないで処分、買い込んで無駄なプラスチックゴミを出す…それではSDGsの取り組みをできているとは言えません。
一人ひとりが少しずつゴミを減らす、プラスチック製品を避けるという取り組みができるとゴミも減ります。
どうしても捨てる部分も出てくるでしょうが、最近では生ごみをたい肥として再生させるコンポストがあるのをご存知でしょうか?
専用の容器に入れておくことで、発酵させて土の発育に利用できます。家庭でのフードロスの原因を解決できるよう、市などからも助成金が出るところもあります。
今は個人レベルでもSDGsの取り組み・原因解決ができるようになってきているので、できることから地球にやさしい対策を取り入れてみてはいかがでしょうか?
フードロスの原因を知ってSDGsな取り組みをしよう!
ただしいフードロスの原因を知っていれば、正しいSDGsの取り組みはできます。プラスチック製品の使用を減らしてゴミを減らすだけがSDGsではありません。環境を脅かす原因は普段の食事・食材そのものにもあります。
利便性を求めすぎた結果、過剰になってしまってはいないでしょうか?
個人でできる取り組みを考えるには、今ある『便利すぎる当たり前』を見直してみましょう。これを機に、自身の食生活を見直して、健康を考えてみるのも良いですね♪