自炊が多い日々…簡単なひと手間でプロ顔負けの味を再現しよう!

自炊で簡単なひと手間だけで本当においしいプロの味になる?

自炊で本当においしい料理なんて無理…限界がある…そんな風に思っていないでしょうか?

自炊の場合、飲食店のような火力のあるコンロもありませんし、なかなか簡単にはプロのような味を出すのは難しいこともあります。

しかし、ほんのちょっとしたひと手間・簡単なコツを知っているだけで、自炊でも本当においしい料理を作ることは可能です!

自炊に飽きてきた…自炊の限界を感じてきた…そんな時こそ、こういった「ひと手間知識」を活かして、料理の腕を上げるチャンスにしてみましょう!

自炊でできる簡単なプロのひと手間①鶏肉の肉掃除

さまざまな食材の値段が高騰している中で、家計に優しい食材といえば鶏肉ですよね。鶏肉を自炊で使用するケースも多いのではないでしょうか。

鶏肉で使える、プロがやってきる簡単なひと手間は、その名も肉掃除!

肉掃除とはお肉から不要な脂を削ぎ落とす作業のことです。

そもそも肉の臭みの原因は、余分な脂にあります。特に輸入(ブラジル産やタイ産)の鶏肉の場合は、肥育ホルモン剤を投与しているお肉が多いので、脂がたくさんついているので注意してください。

やり方は、皮の裏・内側や肉の境目にある白い(クリーム色)ぶよぶよした部分(=脂)や筋を削ぎ落とすだけ!

包丁や料理バサミなどを使ってやってみてください。実際にやってみると国産鶏でも結構脂はあります。

面倒かもしれませんが、脂を取るという簡単なひと手間だけで、本当においしいプロレベルの鳥料理ができるのであれば、試してみる価値はあるのではないでしょうか?

肉掃除だけで雑味がなくなり、一層肉の旨みを感じることができますよ♪

自炊でできる簡単なプロのひと手間②低温でじっくり!

低温で時間をかけて火を入れることで、食材の旨味を最大限に引き出すことができます。(中華は強火で一気に調理する必要があるので、自炊での低温調理はなかなか難しいこともあるのですが…)

野菜やお肉は特に、低温でゆっくり火を入れることで

  • 旨味が流れ出すのを阻止
  • 食材そのものの甘味を増す
  • ほどよい柔らかさが保つ

などができます。

プロの料理人は仕込みの時にこういったひと手間をしているんですよ♪

時間がある時にはこのプロ同様のひと手間で、本当においしい一品が作れること間違いなし!

自炊でできる簡単なプロのひと手間③キノコは炒める

キノコ類はちょっとしたひと手間を加えるだけで本当においしい料理に仕上げることができるんですよ!ぜひやってみて欲しいのが、から炒りです。

普段の自炊時、切ったキノコ類をそのまま調理に加えていませんか?火がすぐ入るからと、調理途中で入れるとか。

プロはいきなり料理に加える前に、キノコの水分を飛ばすためにから炒りしています。(汁物などであればこのひと手間は不要ですが…)

油を敷かずにいきなりフライパンに入れてから炒りするだけという、簡単なひと手間です。

実際にやってみるとわかりますが、キノコ類は想像以上に水分量が多い食材なので、結構な水蒸気(白い煙)が出てきます。

これをするだけで、旨みや風味が一層増して濃いキノコの味が楽しめますし、本当においしいキノコ料理ができるんですよ。

少し茶色くなって蒸気がでなくなるまで、から炒りしてみてくださいね。

プロのひと手間って、要は、食材の旨みを最大限に引き出す技のようなものです。自炊でもやって損はありません!

自炊でできる簡単なプロのひと手間④牛肉は常温に戻す

自炊をゴージャスにしようと牛ステーキ肉を買ってきたけど、焼いたら硬くなったなんてことありませんか?

しかし、プロがしている簡単なひと手間を加えるだけで、そんな悲しい現実は回避できます。

そのひと手間とは、前もって冷蔵庫から出して肉を常温に戻しておくこと。そんな簡単なことなんです!

ステーキは焼き時間が短いため、脂身が溶けにくいのですが、常温に戻しておくだけで脂が溶けやすくなり肉の甘みに変わりやすくなります。

簡単なひと手間で、本当においしいステーキが自宅でも食べられるということなんですよ♪

自炊でできる簡単なプロのひと手間⑤大根は米の研ぎ汁で煮る

おでんやぶり大根など、大根って煮ると出汁がしみしみになって本当においしいですよね♪

しかし、切ってすぐに出汁に大根を投入していないでしょうか?

実はここでも、簡単にできるプロのひと手間を自炊に取り入れることができます!

大根をキレイに煮るには下茹でがポイントです。

一般的には「アク抜き」とも言われますが、米の研ぎ汁(なければ米をそのままひと摑み水に入れる)で下茹でするだけで、見た目も味も激変!

研ぎ汁で煮るだけで、本当においしい一品を作れるんです♡

なぜそんなに激変するのかというと、米のデンプンが大根の成分・ジアスターゼと化学反応を起こすから。

  • 糖が引き立たされ甘味が出る
  • 煮た時に大根のキレイな白い色が出る
  • 出汁が大根にしみやすくなる

などの作用が起きるのです。

こんな簡単なひと手間だけで、自炊でもプロの割烹料理屋顔負けの、本当においしい味が出せます!

大根を茹でた時に透明になり過ぎてびちゃびちゃになっている、あるいは見た目が悪くなっているのであれば、ぜひ一度試してみてくださいね。

自炊でできる簡単なプロのひと手間⑥魚の臭み取り

自炊で魚料理をする時に、よく聞く失敗談は魚の臭みが残ってしまうことです。

いくら味付けが本当においしいとしても、メイン食材の質が悪ければ意味がありません…。これは臭み抜きができていないから。

プロは調理前に魚の表面をサッと拭き、塩を振りかけて15分~30分置いておくという簡単なひと手間を魚に施しています。そうすると魚の表面に水分が浮き上がってきます。

塩を振ることで、魚の臭みの原因である脂を浮き上がらせるのです。浮き上がってきた水分はキッチンペーパーなどで軽く拭き取ってしまいましょう。

塩以外にもプロがやっている魚の臭みを消す簡単なひと手間には、

  • 酒を振りかけて20分置いてから拭き取る(魚の身が柔らかくなる効果も!)
  • 熱湯をサッと魚にかける

などもあります。

簡単なのは熱湯にくぐらせることですが、簡単とはいえ繊細な魚だと皮がめくれたり身が縮んだり、旨みまで抜けてしまうこともあります。

時間はかかるとはいっても、本当においしい魚料理にしたいのであれば、塩を振るのが一番プロらしいおすすめな方法といえるかもしれませんね。

自炊でできる簡単なプロのひと手間⑦米研ぎ

自炊でおできる、本当においしいご飯の炊き方をご存知でしょうか?

お米は一番最初にかかる水を一番吸収する特徴があります。

つまり、炊く時に入れる水を浄水にするよりも、一番最初に米を研ぐ時点で入れる水に浄水を使用する方が美味しく炊き上がるんですよ♪

これはプロが当たり前にやっている、超簡単なひと手間なのでぜひ一度試してください。

最後の炊く時に入れる水だけキレイなもの(ミネラルウォーターなど)を使用している人って多いのですが、研ぐ時点の水に一番気を遣ってくださいね。

本当においしいご飯って、なんにでも合いますしね!

自炊でも簡単なひと手間でプロ顔負けの味は出せる!

自炊には確かに限界はあるかもしれませんが、自炊でも本当においしい料理は作れます!プロがやっている簡単なひと手間をまねるだけで、本当においしくなるものです。

プロは調理法や食材の特性を活かす知識を持っているから、本当においしい料理が作れます。だからといって、プロの味なんて自炊じゃ無理と諦めないで、簡単な手間の積み重ねを大事にしてください。

特に和食はこういった簡単なひと手間の積み重ねで、本当においしい繊細な味が出ているんですよね。

ちょっとしたひと手間と知識、それがあるだけでプロのような味は出せますので、自炊に活かせる料理知識を広めてみてくださいね。

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