女性ホルモンに有効なイソフラボン!どういいの?
「イソフラボンは女性が率先してとっておきたい成分」「イソフラボンが多い食べ物を取っておきましょう!」なんてお話を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
イソフラボンとはポリフェノールの一種・フラボノイドに含まれる成分のひとつ。大豆の胚芽に多く含まれている成分です。
年々減少していく女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをする構造になっていて、更年期の対策にもイソフラボンの多い食べ物を取っておくと良いとされています。
つまり、イソフラボンはエストロゲンの代用になるということですね。
エストロゲンが減少するとどうなる?
エストロゲンが減少すると、
- 骨
- 皮膚
- 血液、血流
- 髪
などが衰え、骨粗しょう症や、シミ・シワ、冷え、髪質の変化・白髪など、さまざまな変化が起きます。
残念ながら、体内の女性ホルモンそのものを増やすことは不可能です。遺伝子レベルで組み込まれているため、誰しも歳と共に、女性ホルモンのバランスは崩れていきます。
だからこそ、エストロゲンに構造が似たイソフラボンを含む食べ物を摂取して、女性ホルモンのバランスを整えることが必要なのですよね。
女性ホルモンに良いイソフラボンを含む食べ物を取るメリット
イソフラボンを含む食べ物を摂取することで、女性ホルモンを保つことができます。
…と言われても、まだ女性ホルモンの乱れを感じていないのであれば、イソフラボンがもたらすメリットなんてピンとこないかもしれません。
そこで、まず、「誰しも必ず起こる」女性ホルモンのバランスの乱れから出る症状と、それに対するイソフラボンを含む食べ物を摂取することのメリットをご紹介します。
我が身に起こることと想定して、イソフラボンのメリットを確認してみてくださいね。
参考リンク:厚生労働省|大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A
女性ホルモンに良いイソフラボンのメリット①女らしさの維持
女性ホルモン「エストロゲン」は別名「美人ホルモン」とも呼ばれ、女性らしさの維持に欠かせない成分です。
というのも、エストロゲンにはコラーゲンの生成を促す作用があります。
女性ホルモンが年々減少する=コラーゲン生成もなくなっていくのですから、肌のハリもツヤも衰えるのは当然のこと。
どんだけケアを頑張っても、ハリツヤは減る一方です。
どれだけケアをしても、シミ・シワができやすくなり、毛穴が開き、たるみ…と、老化が止まりません。
スキンケアにお金をかけたり、コラーゲンドリンクを取ったりすることで対策は可能でしょうが、それではコラーゲンの自転車操業状態…。
ですが、エストロゲンの代わりの働きをするイソフラボンを含む食べ物を摂取していれば、女性ホルモンのバランスを取りつつ、自発的なコラーゲン生成を促すことができます。
女性ホルモンを全体的に底上げできるのです。サプリやエステ、化粧品頼りになるより、イソフラボンを含む食べ物を取り入れる方がよっぽど経済的かつ、気楽になりますよね。
女性ホルモンに良いイソフラボンのメリット②ゆらぎの緩和
女性ホルモンのバランスが崩れるということは、つまり、更年期に向かうということです。
すると、見た目のみならず、これまでになかった更年期ならではの「ゆらぎ」(=心身的な変化)も出てきます。
- 生理の変化(周期、経血量、性欲など)
- 体質の変化(ほてり、コリ、食欲不振など)
- 心の変化(イライラ、不安、情緒不安定など)
と、自身でコントロールできない変化にストレスを感じることもあるでしょう。
女性ホルモンのバランスの乱れに、柔軟に対応するのも大変なんですよね。
閉経の5年前から閉経後の5年ほどのことを更年期といいますが、更年期に突入する5年前あたりから、急激に女性ホルモンが乱れ始めます。
個人差があるので断言はできませんが、40~45歳あたりからでしょうか。
この時期は自分の意志に関係なく、心身ともに疲れやすくなる時期です。そんな女性ホルモンの乱れが原因の「ゆらぎ」症状も、イソフラボンを含む食べ物を取っているだけで幾分穏やかにできますよ♪
参考リンク:NHK|女性に必ず訪れる更年期 症状や原因、女性ホルモンのゆらぎとのつき合い方
女性ホルモンに良いイソフラボンのメリット③更年期の安定
更年期に差し掛かる前からイソフラボンの多い食べ物を摂取しておくことで、更年期障害の症状を軽減・緩やかにすることもできます。
更年期に入ると一気に、
- 色素沈着、シワ
- 睡眠生涯
- 発汗、のぼせ
- 頭痛
- イライラ
などが起きやすくなるのです。
ひどい場合は複数の症状が同時に出て、精神的に辛い状況に陥ることも…。
更年期前からイソフラボンの多い食べ物を取ることで、女性ホルモンのバランスが急激に崩れることは防げます。
更年期に差し掛かる自分への前準備としても、イソフラボンを取ることは大事なのですね!
女性ホルモンに有効なイソフラボンが多い食べ物と注意点
「女性ホルモンのバランスをよくすべく、イソフラボンを取ろう!」と思っても、イソフラボンを多く含む食べ物ってどんなものがあるのでしょう?
答えは、「大豆イソフラボン」という言葉があるように、イソフラボンは大豆製品に多く含まれているので、大豆でできている食べ物を摂取するようにするのがおすすめです。
ただし、イソフラボンが多い食べ物を取ればいいということではありません。
ここでは、イソフラボンが多い食べ物をご紹介した上で、注意しておきたいこともご紹介しますので、上手にイソフラボンを生活に取り入れていってくださいね!
日常に取り入れやすいイソフラボンが多い食べ物とは?
イソフラボン含有量が多い食べ物・飲み物は、
- 納豆
- 豆腐(絹・木綿どちらもOK)
- 豆乳(無調整でも調整豆乳でもOK)
- 油揚げ
- 厚揚げ
- がんもどき
- 味噌
- 煮豆(大豆でも黒豆でもOK)
などがあります。
他にもありますが、ここでピックアップしてご紹介した食べ物は、イソフラボン含有率が非常に高い食べ物ばかりです。
特に納豆・豆腐・豆乳は、群を抜いてイソフラボンが多い食べ物に該当します。
そして、ここでご紹介した食べ物を見て、なにかお気づきでしょうか?ピンときましたか?
それは朝食を和食にするだけで、イソフラボンが多い食べ物をたくさんコンプリートできるということです!
たとえば、
- ごはん
- 納豆
- 油揚げ入りの味噌汁
なんかでも十分、イソフラボンが多い食べ物を摂取できますよね!
作り置きで大豆などの煮豆などがあったらなおよし♪
朝からそんな和食の準備なんて無理、食パン1枚で良いですなんて人もいるかもしれませんが、忙しい人ほど、朝の食べ物を大事にしてください!
どうしても朝から料理は…という方でも、朝に豆乳を飲むだけでもOKです。豆乳はイソフラボン含有率が高いのでそれだけでもかまいません。
あるいは、カフェでは豆乳ラテをオーダーする、昼食にご紹介した食べ物を摂取するように心がけるのもいいですね♪
イソフラボンが多い食べ物を摂取する時の注意点とは?
イソフラボンは熱に弱い性質があります。
女性ホルモンのためにイソフラボンを取ろうとしている場合でも、イソフラボンを温めるのは注意!
もちろん、まったく取らないよりは良いのですが、
- 豆乳鍋
- ホット豆乳
など、豆乳を温めるような食べ物・飲み物では効率よくイソフラボンを摂取することができません。
また、豆乳は意外にカロリーも高めです。豆乳を飲むのであれば夜ではなく朝に摂取するようにしましょう。
なお、大豆アレルギーの方は大豆は避けてください。ハーブ・果実などの食べ物でもイソフラボンは摂取できますので上手に代用してみましょう!
イソフラボンのメリットを活かして素敵な女性に♪
どんなにキレイにしていても、どれだけ女子力アップに励んでいても、悲しいかな、年齢と共に女性ホルモンは崩れます。
「恋愛をしたら女性ホルモンが増える♡」なんて話もありますが、残念ながらそれは迷信です。恋愛しても女性ホルモンは増えません。
増えないのであれば、補えば良いんです♪
更年期前から、しっかり準備をしておけば、女性ホルモンの減少による不調は和らげられます。
イソフラボンを含む食べ物をしっかり取って、いつも笑顔な素敵な女性でいられるようにしましょう!