ゴシップが気になる人の心理とは?
結論から端的にお伝えしますが、心のどこかに満たされていない部分がある人は、ゴシップネタが気になる傾向があります。
- 人と比べて自分の方がまともだと安心する心理
- スキャンダルネタに刺激を感じる心理
- 人を批判して優越感を感じる心理
など、言い出すときりがありませんが、注目すべきはネガティブな心理がゴシップに対して働いていることです。
ゴシップが気になるもならないも、それはその人の自由ですし、気になること自体は悪いことではありません。
ただ、気になるのは心理的にその内容に、何か感じるものがあるからではないでしょうか。
中には同情などもあるかもしれませんが、もしあなたがネガティブなゴシップネタやワイドショーネタなどを見て、心理的に「安心」や「優越感」を感じているのであれば注意が必要です。
たしかに、ネットニュースやワイドナショーで飛び交うゴシップには、ついつい覗いてみたい心理が働くよう・気になるように工夫されています。
しかし、そんなゴシップを本気で受け止めて、ああだこうだ言いたい心理・その人を評価したい心理があったら、それは心になにか隙間があるからだと思った方がベター。
特定のゴシップが気になるのはどういう心理?
特定のゴシップばかり気になるということもあるのではないでしょうか?たとえば、芸能人の不倫ネタ、夫婦関係のバトル、不正・不祥事。
- これ系のゴシップはいつも気になる
- こういう類の話はどうも見てしまう
- このネタはどうも心がザワつく
というものがあれば、その内容によって自分の心理・内面が強く揺すぶられている証拠です。
言い換えれば、自分のトラウマや信念、関心がある分野があぶり出される話題ということ。その時の自分の心理状況に向き合って、考えることで心がスッキリできるヒントがあるはずです。
ゴシップが気になる人・どうでもいい人の心理的な違いとは?
ゴシップが気になる人は、「またあの人がこんなことしたんだって」と、ゴシップが出る度に反応しているかもしれません。
でも、世の中には、
- ゴシップが苦手な人
- 心底どうでもいいと思っている人
- 疲れる話題にしか感じない人
- ゴシップに群がる人をみて引いている人
もいます。
気になるどころか、うんざりという感じでしょうか。
ゴシップが気になる人と気にならない人の心理は、どう違うのでしょうか?ゴシップネタが気になる人とならない人の違いを確認してみましょう。
ゴシップが気になる心理①他人軸
ゴシップが気になる人は、他人軸と自分軸の線引きが上手にできていない傾向があります。
反面、ゴシップに興味がない人は、「所詮は他人事なので知ったこっちゃない」という心理状況です。
落ち着いて考えてみてください。
- ゴシップの内容がどれだけ悪質だろうが
- 世間のみんなが気になる内容だろうが
- どんな言動をしようが
それはその当事者の意志によるものであって、自分の話ではありません。
ですから、人様に意見するだの評価するだのは、おこがましい上に、余計なお世話にすぎません。
ゴシップが気にならない人は…
ゴシップが気にならない人は、誰がどんなことをやらかそうが、それはその人の人生・その人の話と線引きができています。
人の言動に興味がないということなんですよね。
こういうと冷たいように感じるかもしれませんが、ゴシップが気になる派の人でも、興味がない人のゴシップネタだったら「どうでもいいや」とスルーしていませんか?
嫌よ嫌よも好きのうちというように、ゴシップネタにああだこうだ言ったり思ったりするのは結局、心理的には気になる存在ということです。
所詮他人で関係ないとドライに思っていたら、ゴシップに振り回されることはありません。
ゴシップが気になる心理②承認欲求
自分の意見・コメントが書けるメディアツールが多いですよね。
メディアも世間を煽ったり、炎上商法があったり、わざと悪意あるゴシップを炊きつけたりする風潮があるのも否めません。
しかし、そのゴシップ内容が気になる人・自分の意見を言わないと気が済まない人もいれば、何も思わない人もいます。
これは今の自分の考えや価値観を正当化したい、人をジャッジして自分が認められたい心理があるからでしょう。一歩間違えたらいじめに繋がりかねない話です。
ゴシップが気になる心理③自分に被害がないのに気になる
ゴシップに振り回されない人は、「自分の生活に直接害が及ばないのであれば、ゴシップに心理的に乱される必要はない」ことをわかっています。
どんな内容のゴシップだろうが、直接自分の生活を脅かすのでしょうか?大概のことは関係ない話ですよね?
そう考えると、心に入れて気分を乱されることが、いかに無駄なことかわかります。
反面、ゴシップが気になる人は、その内容についてああだこうだと考え、自分の意見を持つことで、感情が乱される状況に陥るのです。
たとえば「清純派ママタレ女優が不倫!」というゴシップ。大してファンでもない女優だとしても、
- 不倫するなんて最低
- 子供いるくせに自分の欲求優先
- 浮気しない自分の方がよっぽどマシ
など、そのゴシップが気になる人の場合は、ネガティブな心理が働くこともあるでしょう。
こういったコメントをネットに残している人もいるかもしれません。
でも、よく考えたら、その女優が不倫しようが、自分の人生に何か害をもたらすのでしょうか?
自分に直接関係ないことの切り分けができておらず、常にフラットな心理状態をキープできなくなってしまうのですね。
ゴシップが気になる心理④優越感・嫉妬の有無
良くない内容のゴシップの対象に悪いレッテル貼ることで、
- 自分の方がまし
- 自分の方が幸せ
- バチが当たったね
などと、優越感や負けたくないという気持ちを感じる人は、ゴシップが気になるところがあるのではないでしょうか。
ゴシップを気にしない人にとっては、「ふーん」レベルの話です。決してそのゴシップで安堵感を感じることはありません。
日本は特に平等であること・悪いことに対する評価が厳しいため、誰かの失態や社会的に良くないとされることに、心理的に攻撃やネタの標的にしたくなる傾向があるのかもしれません。
ゴシップが気になる人は心理的に疲れやすい?!
ゴシップが気になる人は、心理的に疲れやすいのではないでしょうか?
よくいえば、敏感・繊細で感受性が強いタイプなのですが、これには良い面も悪い面もあります。
協調性や人の気持ちを汲み取る共感力があるともいえますが、一歩間違えれば、気になるレベルを超えて、自分の心理状況まで振り回されてしまいかねません。
自分の身に起きたことでもないのに感情が乱れていたら、きっと精神的にも疲れやすくイライラしがちになることもあるでしょう。
人の意見が気になる・人に意見したいのってどうなの?
ゴシップが好きな人・気になる人の中には、
- ネット記事にコメントを残す人
- 人に言いふらしたくなる人
- 話のネタにする人
- 自分の意見を言いたくて仕方ない人
もいます。
少し異なりますが、飲食店の口コミサイトへの評価コメントも、その一部ではないでしょうか。
評論家きどりだったり、自分が正義であるかのようだったり、ただ暇なだけだったり…。
こういった他人のコメントが気になる人、あてにする人もいるでしょう。でも、これは健康的な心理とは言い難いものです。
その意見、どの立場で言ってるの?
すべてに対して考えて欲しいことがあります。それは、「その意見、どの立場で言ってるの?」ということです。
- 悪い内容のゴシップに、上から発言
- 美食家でもないのに飲食店に悪い口コミ
- 素性を明かさないで批判的な意見
など、全部「どの立場で言ってんの?」のひと言で片付きますよね。
そう思ったらゴシップや噂、人の意見に振り回されるのが、いかに心理的に不健康なことかわかりやすくなったのではないでしょうか。
ゴシップが気になる人はこういった点でも、他人に心を振り回されて、損をしているかもしれませんね。
ゴシップに振り回されない!気になる心理を克服しよう!
ゴシップには少なからず心理操作があります。これは芸能ネタだけではなく、噂やゴシップ好きな友人や同僚に関してもいえることです。
- こう言えば人の興味をそそれるだろう
- このゴシップは世間から注目される!
- これならネタにできる
など、本来は周りがとやかく言うことではないのに、気になるネタとして心理を煽ります。こんなに時間も感情も無駄にすることはありません。
人の話、ゴシップ、噂に振り回されずに、自分の感性を大事にした生き方をしていきましょう。