アラフィフでも魅力的な女性の秘密は?
同じアラフィフなのに、若い人たちからお年寄りまで、年齢差を感じさせず誰からも好かれて、常に人に囲まれているような魅力的な女性っていますよね。逆に、若い子たちからは敬遠されて、同世代の男性からも煙たがられてしまうような残念なアラフィフ女性もいるのも事実。その差は一体何でしょうか?
特に美人でもないし、ずばぬけて仕事ができるわけでもないけど、なぜかみんなから愛されている魅力的なアラフィフ女性は、きっといつも笑顔を絶やさないはず。普段は穏やかでにこにこしていて、自己主張はそんなにせず、どちらかというと皆の聞き役。
けれども、いざという時には鋭いツッコミをして見せたり、理不尽な上司には先陣をきって抗議してくれたりと、きっと頼れる一面も持ち合わせているのでは。
もう若くないから… なんてネガティブなことばかり言って、年齢を理由に、ファッションもヘアメイクも気合いの入らないアラフィフさんもいることでしょう。でも、きっとこの記事を読み終わる頃には、前向きな気持ちになって、若い子には負けていられない!明日から頑張るぞ!と、力が湧いてくるに違いありません!
そんな素敵なアラフィフの魅力について、詳しく探っていきましょう!
魅力的なアラフィフ女性の外見の特徴
顔立ちがものを言うのは若い頃だけ!
誰からも愛されるアラフィフ女性の魅力の一つは、ズバリ、その笑顔です。いつも穏やかで、キリキリすることなく、ゆったりと微笑んでいる女性は、アラフィフに限らずやはりとても魅力的。どんなに仕事や家事が立て込んでいたとしても、眉間にしわを寄せて怒ってばかりの女性には、やはり話しかけたいとは思えませんよね。
また美人であれば異性が寄ってくるのは当然かもしれませんが、年齢を重ねてくるにつれ、もともとの顔立ちよりもその人柄が表情に出てくるもの。どんなに整った美人さんでも、しかめっつらで文句ばかり言っている人は、とても魅力的とは言えません。
ザ・美人ではなくても、毎日きれいに髪を整えて、年齢相応のファッションを身にまとっている人は、生活や心の中がすっきりと落ち着いている証拠。アラフォーともなるとどうしても、若い頃と比べて、見た目にこだわらなくなってしまいがちですが、年齢を重ねた分、より外見には気を使うべきでしょう。
かといって過度は若作りは絶対にNG。適度に流行を取り入れつつも、シンプルでナチュラルな、気取らないスタイルが、アラフィフ女性の魅力を醸し出してくれるはずです。
外見を綺麗に保つのもアラフィフのたしなみ
例えばメイクに関して言うなら、下地からコンシーラーから、隙のないバッチリメイクは、今時ちょっと流行らないかも。額や小鼻、頬の毛穴など、気になる箇所だけサッとCCクリームを塗って、軽くパウダーをはたくくらいが今の気分。
ヘアスタイルも、気合の入った巻き髪や、重たいセミロングよりも、大人の魅力を印象づける前下がりのボブや、くせっ毛風のショートカットが新鮮です。
その代わり、アクセサリーにはちょっと気合を入れて。若い頃には似合わなかったボリュームアクセサリーが、今ならきっとしっくりなじんでくれるはず。
特に大切なのは髪のお手入れ
アラフィフになると、髪のお手入れが重要になってきます。
それは人の第一印象を決めるポイントのうち、髪、目の周囲、そして服装全体、の3つが大きなウェイトを占めるからです。
特に、服装全体と髪は、遠くからでもわかるので、ここはしっかりとお手入れをしておく必要があります。
人の第一印象はほぼ15秒で決まる、とも言われています。
確かに服装は同じように素敵な二人がいて、1人目は遠くから見て、髪がボサボサで白髪の手入れが中途半端。2人目はきちんと手入れをされている。この場合は、どうしても2人目の人が好印象になることは、納得いただけると思います。
アラフィフになると、アラフォー、アラサーとは違った髪の悩みが一気に出てきます。
- 白髪が増える
- 髪がうねる
- 髪にハリが無くなる
- 髪が細くなる
- 髪の量が減ったように見える/実際に減ってしまう
などです。
これらは女性ホルモン、エストロゲンの減少によるもので、程度の差はあれ、誰もが避けては通れません。
けれどもこれを「だって、もう年齢だから…」と放置するのはNG。そういう年代だからこそ、髪を綺麗に手入れをしていることが、アラフィフをより一層美しく見せるのです。
そのためには日ごろから、自宅でもできる、こまめな手入れが必要です。
- 髪を痛めない白髪ケアをする
- 刺激が少なく、できればボリュームアップ用のシャンプーを使う
- 頭皮マッサージをする
こうして手入れをしていくと、美しい髪が保たれて、より魅力的で、愛されるアラフィフに近づくことができます。
魅力的なアラフィフは、メイクも美しく上品な仕上げを目指そう
魅力的なアラフィフになるためには、その年齢に合わせた上手なメイクをしましょう。アラフォー時代からじわじわと迫っていた年齢サイン。それがアラフィフでははっきりと見えてきます。
- シミ
- シワ
- たるみ
これにらに全く悩まないアラフィフは、ほとんどいないですね。
これらのアラを隠そうとして、厚塗りをすると、一気に「おばさん度」が上がってしまいます。一生懸命に綺麗に仕上げようと努力をして、逆に周囲から「ああ、『おばさん』って感じだなあ」と思われるのは悔しいと思いませんか?
だからといってノーメークでは、それこそ本当の「おばさん」になってしまいます。
この打開策として、アラフィフならではの長年メイクをしてきた知恵とちょっとリッチなお財布を活用しましょう。
まずはこれまでに培ったメイク方法と、トレンド情報を組み合わせましょう。今のトレンドは「適度なヌケ感」。まさに「しっかりカバーで『おばさん』見え」の反対です。
そこでアラフィフにお勧めなのは、自然な仕上がりで、適度なツヤ感のある上品メイク。
- 適度なカバー力の下地・ファンデーションを使って「何も塗っていないみたいなのに綺麗にみえる」肌作り
- 頑張りすぎないけれど、印象に残るアイメイク
- 自分の肌の色に合った口紅やチーク
これらを叶えられるアイテムを、プチプラから高級ブランドまで、値段にとらわれずに縦横無尽に使える、それがアラフィフの良いところですね。
メイクの土台、肌作りがモノをいう
髪ほど目立たなくとも、美肌作りはアラフィフのマスト項目。魅力的なアラフィフになるためには、メイクが生きる美肌が土台になります。
アラフィフで多いお肌のお悩みは
肌の乾燥
ハリのなさ
シワ
シミ
といったところがあげられますね。
これも「もう仕方ないか…」と思ってぞんざいなお手入れをしていたら、肌の状態は右肩下がりになるだけです。
美肌は、高いエステに月1回通うよりも、毎日のお手入れで作ることが可能です。
まず、アラフィフに必要なものは保湿です。じゃあ、保湿パックとかすればいいの?と思った方。それはNOです。保湿をするためには、水分をしっかり取り込める肌状態であることが前提だからです。
- クレンジングはやさしく、肌に負担の少ないリキッドかジェルを使う
- その後洗顔フォーム(炭酸泡入りが血行を促進してくれるのでおすすめ)で優しく洗う
- そっとタオルで拭く。
ここまでが保湿が可能な土台作り。週に1回は古い角質を優しく落とすゴマージュを使うのも良いでしょう。
もちろん、メイクをしたまま寝る、などということは、せっかく作った美肌を台無しにするので、決してしないのが魅力的なアラフィフへの道です。
洗顔後には
- 保湿力の高い化粧水、美容液、乳液、クリームの順になじませる
ここまでが基本です。
いずれも「やさしく」がポイント。肌をゴシゴシこすってOKなのは10代までであることを、忘れないようにしましょう。
また、使うアイテムは値段に関わらず、保湿力の高い物を、たっぷりと使うのが原則です。
もちろん保湿バックも有効です。ただし「長く乗せれば乗せるほどいい」のではありません。逆に乾燥することもあります。かならず使用目安の時間を守って使いましょう。
効果が変わる!スキンケア用品の使い方
同じスキンケア用品でも、使い方によって効果が変わることをご存知でしょうか。例えば同じクリームでも、使い方次第で、その力の発揮具合が全く変わるのです。
それでは、とっておきのスキンケア用品の使い方をお伝えしますね。何も特別な器具などは必要ありません。使うのは貴女の手だけです。
化粧水でもクリームでも、まず手のひらに適量をとります。そして手のひらで温めます。それから顔をそっと抑えるようになじませます。この時、肌の上で手を動かさない=肌を引っ張らないことが大切です。
特に乳液やクリームは、手の平をこすり合わせるようにして温め、緩めます。そして、手のひら全体に広がった乳液やクリームを肌にスタンプを押すように垂直に手を当てて肌になじませます。
なじませる際には、どのアイテムでも、まず乾燥が気になるところからはじめて、それから全体にいきわたらせましょう。スキンケア用品の最後をつかったら、仕上げに手で顔全体を覆い、顔をうつむかせるようにして、スキンケア用品の力を、肌の中に押し込むようにして、数秒間、じっと待ちます。
これだけで、同じスキンケア用品でも効力が変わります。
化粧水のパッティングや、クリーム類を肌の上で塗り広げるのはやめましょう。どちらも肌への刺激が強すぎます。
ダイエットではなく、健康のためにスポーツを始めよう
また、適度に体を動かすことも、アラフィフ女性にはとても大切な習慣。ついつい駅やオフィスではエレベーターを使ってしまい、普段もテレビやパソコンの前で座りっぱなし…。
体型はどんどん崩れる一方だけど、もう若くないし、こんなもんでしょ。なんて言っている場合ではありません!ダイエットのためというよりも、体力作り、柔軟性維持のために、毎日少しでも体を動かしましょう。
かといっていきなりランニングなどの激しい運動は危険ですし、なんといっても続かないですよね。運動初心者の女性におすすめなのが、ラジオ体操。
一見簡単そうに見えるラジオ体操ですが、この年になってからやってみると、終わる頃には息が切れていたりして、自分の体力のなさにビックリ。YouTubeでもラジオ体操で検索すると、動画が見つかりますから、まずはそれをお手本にトライしてみてはいかがでしょうか。
他にも、ヨガやピラティスは、激しい動きを伴わず、心身共にリラックスできるのでおすすめです。習いに行く余裕がないという方でも、DVDなどを利用して始めてみるのも良いでしょう。
魅力的なアラフィフ女性の性格・行動の特徴
感情をコントロールしつつ、言うべきことは言う
誰からも愛されるアラフィフ女性の魅力は、なんといってもその穏やかさ。いつもおっとりしているからといって、若い子の天然ボケや、ただの無知とは違います。
様々な経験を積んできたからこその余裕と、ちょっとのことでは動じない芯の強さがあってこその落ち着き。仕事でトラブルが発生してもパニックに陥ったり、あわてふためくこともなく、淡々と受け止めて冷静に対処。
予期せぬ緊急事態が起こっても、取り乱すことなく、落ち着いて状況を確認し、ベストな対応を取れるのは、何といっても経験値の高さゆえ。
部下のとんでもないミスに声を荒げたりせず、まずはどうしてそう思ったのか、なぜその対応を取ったのか冷静に耳を傾ける。子供が間違ったことをしても、大声で叱ったりしない。イライラすることが続いても、理不尽な怒りを旦那さんにぶつけない。まず、冷静に思っていることを伝え、どうしてほしいかを伝える。
そういう当たり前のことができるアラフィフ女性こそ、周りの信頼を得て、愛される存在になるのではないでしょうか。
かといって、いつもふわふわ微笑んでいるだけが、魅力的なアラフィフ女性ではありません。言うべきことは言う、おかしいと思ったことには、真っ向からおかしいと言える。そんな秘めた強さを持つのが、魅力的なアラフィフ女性といえるでしょう。
たとえ相手が上司だったとしても、納得できないことにはどんどん質問。理解し合えるまで、議論を尽くす。子供の担任の対応に納得がいかなければ、とことん話し合いの場を作ってもらい、お互いの理解を深める。
もちろん、ただの感情論や、クレーマーになってしまわないように言葉の選び方や語気には気を付けて。こういった強さ、しなやかさのある女性が、これからの世の中を引っ張っていくことになるでしょう。
聞き上手
魅力的なアラフィフ女性は、聞き上手でもあります。自分の話よりも、むしろ相手の話を聞く「余裕」があるので、それが魅力に繋がります。
年下の人、特に部下からの悩みを聞くと、ついアドバイスをしたくなってしまいますが、それは説教くさくなる可能性があるので、止めましょう。
意見を求められた時だけ「そうね、もしも私だったら○○するかな」程度のアドバイスで十分です。
アラフィフは相談ごとをされたら、とことん「聞く」ことに徹底しましょう。人は誰でも「誰かに話を聞いてほしい」という欲望を持っています。それを受け止めてあげられるのは、アラフィフが、様々な人生経験を積んだからこそ達した、余裕の境地があればこそ。静かにゆっくりを耳を傾けてくれるアラフィフは、どんな世代から見ても魅力的です。
褒め上手
魅力的なアラフィフは、褒め上手でもあります。
若い時には「いいな」と思っても、恥ずかしくてうまく褒められなかったり、わざとらしく媚びを売っているようにみえてしまうことを恐れて褒められない、ということがおこりがち。
一方、魅力的なアラフィフ女性は、とても褒め上手。
- 大げさでなく、さらりを褒める
- 普段、誰も褒めない、光があたりにくいポジションの人の努力を、あえて声に出して褒める
- 「○○さんがあなたのことを褒めていたの」といった、第3者の褒めことばを使い、嫌みなく褒める方法を知っている
人は誰でも、他の人から褒められてうれしくないはずはありません。経験値のあるアラフィフ女性から、こんなふうにさらりと褒められたら、うれしいですよね。
1人のうれしい気持ちは周囲も明るくします。「あの人は見ていてくれる」と思うと、やる気がでます。
このように魅力的なアラフィフは「褒める」ことで、周囲を明るくし、また育てていくことができるという、貴重な能力を持っているのです。
自分の魅力を薄れさせてしまうNG行動とは?
イタい自虐は周りを困惑させるだけ…
では逆に、残念なアラフィフ女性と思われてしまうNG行動とは、どんなものがあるでしょうか。
ネガティブで、いつも文句ばかり言っているような女性とは、誰も話したくありませんよね。特にアラフィフ女性がやりがちなのが、「私なんてもうおばさんだから」「若くないから」などの自虐発言。
一見、謙虚にふるまっているようにも思いがちですが、これ、聞かされる方はどう答えたらいいのか、正直困ってしまいます。「そんなことないですよー」と言わせたいのが見え見え… 正直めんどくさい…なんて思われてはいませんか?
今日から自分のことを、「おばさん」とは言うのをやめる。年齢を重ねてきたことを誇りに思うようにしませんか?経験を積んできたからこその落ち着き、余裕をもっとポジティブに考えられたら素敵ですよね。
また、いつも人の陰口や、噂ばかりを話していないでしょうか?確かに他人の噂話や、有名人のゴシップは面白いもの。でも、それをうれしそうに話しているあなたの姿を、魅力的だな、と思う人はいるでしょうか?
テレビやネットのお手軽な情報ばかりではなく、たまには本を買って読んでみたり、ドキュメンタリー番組を見て、友達と感想を話しあったり。海外のニュースや、経済についても知識のある大人の女性って、とっても魅力的だと思いませんか?
常に自律、謙虚を心がけるべし!
また、年齢を重ねることで、間違った言動をしても注意してくれる人がいなくなるのが、アラフィフ世代にとっては非常に危険なこと。職場で後輩には厳しくあたるのに、自分のミスは笑ってごまかしてしまったり、お気に入りのスタッフだけ露骨にひいきしたり。
周りは何も言わなかったとしても、あなたの行動をしっかり見ているものです。そして陰では厄介なおばさん… ああはなりたくない… なんて思われてしまったりすることのないよう、常に自分を律して、謙虚に、間違ったことには素直に謝る。周囲の寛容さに甘えないで、自分をコントロールできる女性こそが、魅力的なアラフォーとして尊重されるのです。
時には深呼吸をして
とはいえ、仕事に家事に忙しいアラフォー女性。理想通り、常に穏やかでいられないのも悲しい現実。
仕事は常に山積みでトラブル続きだし、家に帰れば子供は片付けもせず、言うこともろくに聞かないし、旦那は自分のことばかり。いくら経験値の高いアラフィフ女性といえども、時にはわめき散らしたい気分になってしまいますよね。
しかしそんな時こそ深呼吸して、冷静になって。どうして私はこんなにイライラしてるの?締め切りまでまだ時間はあるのに、どうしてこんなに焦ってるんだろう。子供が言うことをきかないのは、もう子供扱いするような年齢じゃないから。知らない間にいつの間にか大人になってしまったんだなあ。そっと、自分の胸に問いかけて、ひとつひとつ考えてみてください。
感情のおもむくままに大声を出してしまってから後悔するのは簡単だけれど、より素敵なアラフォー女性を目指して、今日からちょっと、ひと呼吸おく練習をしてみませんか。
素敵なアラフィフ女性を目指しましょう♪
魅力的なアラフィフ女性でいるためにはどうすべきか、何をやめるべきかを見てきました。仕事や家事を忙しくこなしながら、年齢を重ねて尚、魅力的な女性であり続けるというのは、そうそう簡単なことではありません。
けれども、今までの経験や知識は、確実にあなたの中に積み重なっているはずです。「もう若くないから…」なんて言って、新しいことを前にしり込みしたり、ためらうなんてもったいない!若い子に憧れられるような、素敵な大人の女性として、自信をもって、日々の生活を楽しんでいきましょう!
そのポジティブな魅力こそが、あなたの毎日を輝かせてくれるはずです。