50代での友達はいる?いらない?歳を重ねてからの友達の必要性

50代での友達はいる?いらない?

50代での友達はいる?

50代での友達。「いくつになっても友達は大事」と思う方は、当然「いる」派でしょう。友達と一緒だから、ご飯を食べに行くのも、飲みに行くのも楽しい。友達だから、家族には言えない悩みも相談できる。若い友達なら、自分の知らない「イマドキ」の情報を教えてもらえる。同年代の友達だからこそ、50代を迎えて初めてわかるアレやらコレやらを分かち合える。年上の友達なら、先に経験した方の意見をいただくことで、自分の今後に備えられる。

学生時代からの友達、職場での友達、趣味で知り合った友達。「友達はいる」派の人は、きっと多方面、多年齢層、性別関係なしの友達を作り、またその関係を大切に育てていることでしょう。

その反面、友達付き合いが忙しくて、家族と天秤にかける瞬間も無いとは言えない。そのあたりを家族が理解してくれればいいのですが、そうでないと、楽しく外から帰ったら、家の中が暗い、という結果になる可能性もあり得ます。

友達か、家族か。友達の中でもどのグループと付き合うのか。例えば忘年会や新年会シーズン。友達が多い人は、大忙しで、どうしても家族を放ったらかしにしがちです。宴会シーズンが一段落するクリスマスやお正月には、家族にどーんと時間とお金と労力を割かなければ、挽回できません。

このように「友達はいる」派は、その時々に優先順位をつけて、それぞれのグループと上手に付き合う人間関係の調整能力が必須です。時にはちょっとしたサプライズを用意して、前回の✖を挽回する、という心配りを見せるなど、意外に手がかかる、とため息をつく瞬間もあるでしょう。でも根っこは人間好きなので、結局は懲りずに友達付き合いを続ける。
それが「友達はいる」派の特徴でしょう。

50代での友達はいらない?

50代ともなると、自分の世界が確立しきって、さらに磨きをかける時期。仕事でもかなりの重責を担う年ごろでしょう。仕事と家族で精いっぱい。友達づきあいに割く時間なんて無い。そういう人は「友達はいらない」派でしょう。

確かに会社ではそれなりの付き合いはある。一緒に昼ご飯に行く同僚や部下もいる。「友達」とは言えないけれど、人間関係を拒絶しているわけではない。

家へ帰れば家族が待っている。休日には自分の知見を高めるために読書やセミナーに参加、またはジムで身体を鍛える。大切な家族と出かける。こんな生活のどこに「友達」を入れる余地がある?こういうあなたは「友達はいらない」派ですね。

友達はいらない派の人に求められる能力は今、自分に課された課題を見抜き、それを着実に推進していく実行力でしょう。誰かを頼ることなく、自分自身で見分を広め、他者の心情を理解する共感力も求められます。こちらも意外に努力が必要です。

けれども、根がどちらかというと、自分一人で満足できる自己完結型なので、友達がいなくても、十分自分の世界を構築することで幸せ。それが「友達はいらない」派の特徴でしょう。

50代で友達を作るメリット・デメリット

50代で友達を作るメリット

50代で友達を作るメリットは、会社生活が終わった後の長い時間を、どうやって過ごすか、という問題と重なってきます。もちろん友達さえ作れば、引退後の生活がバラ色になるわけではありません。そして、そういう下心を持って近寄ってくる人は、自然と相手にその意図が伝わってしまうものです。下心ではなく、純粋に趣味や好きなことをしていく中で、同じようにそのことを好きな人の中から自然に友達になれたら、それがベストですね。

異年齢、異性の友達との付き合いは、あなたの知らなかった世界を教えてくれることでしょう。そこから、また新しい世界が開けていく可能性があります。例えば写真好きで同好会に入ったら、若い女性からチャオプラヤ川の日暮れが凄く素敵なんです、と教わって、なんとなくタイ旅行に行ったら、はまってしまい、もう何回も通っています、など。今までの会社と家庭だけの人生だったら、考えもつかなかった自分を発見することもあるでしょう。

50代だから、もう新しい友達を作るなんて・・・。という戸惑いもあるかもしれませんね。でもどんな年齢でも急に初対面の相手から「友達になってください」と言われたら、周囲は驚きます。その代わり、どんな年齢でも、共通する何かがあり、お互いにそのことが大好きで、話があって、あなたに「友達を作りたい」という気持ちがあれば、友達は作れるのです。

いくつになっても、やってみたい、と思うことをやる。その中で友達を作ることで、また世界が広がる。自分が体験していないことも、友達の話からわかる。こうして会社人生が終わってからも、あなたの世界は閉じられず、むしろ広がっていきます。このように広い世界を手にするためにも、50代から友達を作っておくことは、あなたの人生にとって大きなメリットになるでしょう。

50代で友達を作るデメリット

将来を見据えて、友達を作ろう!と思っても、なかなかうまくいかないのが50代。仕事に家庭に忙しい時期ですからね。特にこれまで「友達はいらない」派だった人にとっては、難易度が高いことでしょう。けれども、65歳の定年までは、案外あっという間に来てしまいます。行動を起こすなら、50代のうちがチャンスなのです。

そうは言っても、新しく何かを習ったりするのは面倒くさい。こうした場合、多くは新しく友達を作ることは諦めて、懐かしい中学や高校時代の友達に声をかけて、友情復活!といく傾向があります。

しかしこれが、意外と危険な道でもあるのです。中学卒業以来、35年ぶりにクラス会。勇んで集合してみたら、なんとなくみんな居心地が悪い、ということも。それは元クラスメイトとはいえ、35年もの歳月の間には、変化があり、現在の社会的地位や収入などが違っていて、平たく言うと「住んでいる世界が違っている」ことがあるためです。共通するものは、遠い過去の記憶だけ。それから何十年もの空白があれば、そんなに急に友情復活とはいきません。新しい友達を作るつもりで、少しずつ一緒の時間を作るしかありません。

友達は作るだけではなく、その関係をお互いが育てるもの。そのような気長なスタンスで臨むことが必要でしょう。そこを無視して、なんとか友達を作ろう、昔の友情を復活させよう、と焦っても、社会的地位が高い人の場合は、周囲に利用されてしまう可能性もあります。一度そういう目にあうと、それからは友達を作るのが怖くなってしまうでしょう。これが50代で友達を作る最大のデメリットです。

友達は無理をして急いで作ることはできません。子どもの頃のように、会ったとたんに友達、にはなれないのです。年に3-4回でもいいので、会って話す。それだけでも、昔の友達復活は可能です。

50代からの友達の作り方は?

利害関係の無い人から友達を作る

50代ともなると、仕事をしていたらそれなりのキャリアがあり、また社会的地位があることでしょう。仕事をしていない場合でも、それなりに社会経験値が高く、これまでお付き合いのあった人がたくさんいることでしょう。50代で新しく友達を作ろうとしたら、今までの社会的生活の中で、利害関係や上下関係ができている人とは友達になれない、と割り切りましょう。これが最大のポイントです。あなたには、そんなつもりはなくても、相手は、いつまでも下に見られているような気がするのです。それは友達ではなく「お付き合い」でしかありません。

あなたが求めるのは「お付き合い」でしょうか?それとも「友達」でしょうか?「お付き合い」であれば、あなたの社会的地位を大切にしてくれます。心地はいいかもしれませんね。けれども「お付き合い」は「友達」ではありません。

せっかく新しく友達を作るなら、利害関係や上下関係とは無縁の人とにしましょう。

共通する何かがある人と友達になる

会社生活をしていると、利害関係や上下関係が無い人とどうやって出会うんだ?と思うかもしれません。そこで生きてくるのが、趣味です。まずは趣味のサークル活動、またはカルチャーセンターなどの教室に参加しましょう。月に1回でもいいのです。そこで出会った人は、あなたの社会的地位も、年収も何も知りませんし、気にかけないでしょう。

それが不満、と言う方は、残念ながら「友達」はできず「お付き合い」の領域を出られません。そして「お付き合い」の領域の人は、あなたが社会的地位を失う=退職するという変化があったら、とたんに「お付き合い」も終わりになることをお忘れなく。

趣味を通して出会った人たちには、共通する話題があります。あなたが好きなものを、同じように好きな人たちです。サークル活動や教室の帰り道に、ちょっとお茶でも、となることもあり得ます。その時は参加しましょう。話が弾めば、自然に心の距離も近くなります。

会社と家庭だけではわからなかった、色々な人の生活、人生を垣間見るチャンスです。そしてその中から、これから長く付き合っていかれる友達ができる可能性は大いにあります。

50代からの友達との関係を長続きさせるには?

50代からの友達を長続きさせるコツの1つ目は「友情は『お互いが』手入れをするもの」ということです。相手がいつも誘ってくれて、それに乗っているだけでは、友達とは言えませんね。自分からも誘う機会を作りましょう。そして「全部の友情を少人数に集中させない」ことも大切です。1-2人の友達で、友達つきあいの全部をまかなおうとすると、濃く、深い付き合いになります。あまりにも濃く、深い付き合いが続くと、お互いに疲れてしまい、友情そのものが長続きしなくなる、というリスクがあります。

友情も、リスクマネジメントが必要です。リスクは分散させましょう。できれば、仲が良い友達を各方面に1人ずつでもいいので作りましょう。そうして、映画ならAさん、食事はBさん、飲み会はCさんとDさん、展覧会はEさん、旅行は伴侶と、のように内容別に分散しましょう。これでは薄くて浅い友情じゃないか、とがっかりするかもしれませんね。でも、これが友情を細く長く続ける2つ目のコツなのです。薄くて浅くても、長い年月を一緒に過ごすと、積もった日々が深い友情に変わります。

子ども時代と違って、50代からの友達にはお互いに過ごした年月があり、また背負うものがあります。まだまだ社会の中でしなければならないこともたくさんあります。ですから最初から「何でも話せる間柄」になれるわけではないこと、でも時間という味方がつけば、それも可能になることを忘れないでください。いつかは「何でも話せる間柄」になれるかもしれない。なれないままかもしれない。けれども、一緒に過ごした時間が何よりも大切な存在になるのです。

自分が心を許せる友達と、心地よい関係を築いていきましょう

平成28年の厚生労働省の統計によると、男性の平均寿命が81.09歳、女性が87.26歳と過去最高を更新しました。つまり65歳まで働いたとしても、その後、男性は16年、女性は22年もの時間があるのです。

人生80年とすると、50代はまだ30年あります。30年間、家族と会社によりかかることはできません。会社は長くても65歳でお別れです。家族との幸せな日々があればいい、と思い描いても、家族もそれぞれ事情があります。あなたの全ての要求を満たすために存在しているわけではありません。そして伴侶が先に逝く場合、自分の身体が思うようにいかない場合、さらに、こどもたちが遠くで暮らす場合も十分にあります。

そんな時に、頼りになるのは友達とご近所です。男性は特にご近所づきあいが苦手、と言われていますが、リタイアをしたら、積極的にご近所付き合いをしたいですね。

そして友達。もし伴侶を失った場合、その悲しみや喪失感を理解してくれるのは、やはり同じような境遇を知っている友達でしょう。そんな友達は昨日今日、できるわけではありません。時間をかけて、お互いが友情を育てる努力をし続けてこそ、実る果実のようなものです。互いに愚痴を言い合ったり、昔の話をしたり、趣味の話をしたり。時には聞き役にまわったり、出かけたり。そんな時間を過ごすうちに、心の許せる友達に育っていくのです。

そういう友達を作るのは、50代からでも遅くはありませんし、早すぎることもありません。たくさんの友達が必要なわけではありません。少なくても、心の許せる友達を作りましょう。楽しく、穏やかに、そして生き生きとした日々を送ろうとしたら、欠かせない存在、それが心許せる友達なのです。このような心の許せる友達と、心地よい関係を築いていく。それがあなたの今と未来を、明るく照らしてくれるでしょう。

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