暑がりになるのは更年期の症状?原因や対処方法について

更年期になると現れる症状の一つに「暑がりになる」というものがあります。特に気温が高いわけではないのに、なぜかいつも暑く感じたり、汗が出てきたり、夜眠れなかったり…そんな方はいませんか?それはもしかすると、更年期の症状によるものかもしれません。原因や対処方法を知って、症状を少しでも緩和できるよう対策していきましょう

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更年期になると暑がりになってしまう理由とは


https://www.photo-ac.com/main/detail/1683118?title=暑がるビジネスウーマン

友人と会話中、家族と団欒中など、今までだったら何てことない普通の時間に、突然体が熱くなり、汗がドッと出る。そんな経験したことはありませんか?

夜間も大量の汗で目覚めたり、周りが寒がっていても、いつ体が熱くなるかわからないから自分だけ薄着をしていることも増えたりします。

更年期の症状とはわかっているものの、なぜこのような症状は現れるのでしょうか。

ホルモンの減少


https://www.photo-ac.com/main/detail/746782?title=基礎体温計と周期グラフ

「ホットフラッシュ」と呼ばれる更年期の代表的な症状は、突然上半身や顔が熱くなったり、大量の汗が出たりすることを言います。

ホットフラッシュが出る頻度や、暑さを感じる度合いには個人差があり、長い人で7~8年くらい、通常は閉経後5年ほどでしだいに治まります。

上半身や顔が熱くなるホットフラッシュに対して、更年期には顔は熱くほてっているのに手足は冷たいという「冷えのぼせ」の症状が現れる人もいます。

冷え症は更年期でなくても、女性によくみられる症状ですが、更年期の場合の冷えには、ほてりやのぼせが一緒に現れ、加えて血の巡りが悪くなっていることで頭痛や腹痛なども一緒に引き起こします。

これらの原因は、卵巣ホルモンの一つであるエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少して、脳の視床下部が刺激され、自律神経に影響が出ることが原因と言われています。

自律神経の乱れ

自律神経は、血管を収縮したり拡張させることで体温を調節しています。ところが、その働きがスムーズでないと、体温の調節がうまくいかなくなります。

普段は心地よいと感じている気温なのに「暑い」と感じてしまい、体に溜まった熱を放出する命令が脳に送られます。すると、血管が一時的に拡張して動悸が起こります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)の減少によって自律神経が乱れると、体温調整ができなくなりホットフラッシュや冷えのぼせを引き起こすのです。

冷えのぼせも、自律神経の働きが乱れることで起こります。自律神経の働きが乱れると、末梢の血管が急激に収縮し、手足の血行が悪くなっているのに、首から上の血管は拡張して、顔がのぼせるのです。

もともと冷え症の人ほど、ホットフラッシュや冷えのぼせになりやすい傾向があるので、日頃から冷え対策を心がけるとよいでしょう。これらの症状は個人差が大きく、環境やストレスにより、症状がひどくなる場合もあります。

このような症状が現れたら注意!

更年期の時期は、人前に出ることで緊張している時などに、急に顔や頭に大汗をかいたりします。普段は気にならない場面でも、何らかの原因が引き金となって、暑さを伴う症状が現れます。

更年期に感じる暑さの特徴的な症状をご紹介します。

ホットフラッシュ


https://www.photo-ac.com/main/detail/1476389?title=汗をふく白衣の女性

突然身体がカーっと熱くなったり、急に顔が火照って赤くなったり、ドキドキと鼓動が止まらない。涼しいのに、なぜか汗が流れる。

更年期の代表的な症状といえばホットフラッシュと言われています。

閉経前から症状を感じることが多くなり、女性の6割程度が経験するといわれ、そのうち日常生活に支障を及ぼすほど重症になるのは1割程度だそうです。

ホットフラッシュの症状は、数分の間じわじわと体が熱くなって汗をかくのを感じ、脈拍が増加します。ほてりや発汗は顔面から始まり頭部や胸部に及ぶ人もいれば、顔面のほてりだけ、発汗だけの場合もあります。

寝汗


https://www.photo-ac.com/main/detail/161734?title=女性の左手のひら

汗をかくような季節ではないのに寝汗をかき、目覚めると、寝間着やシーツが汗で濡れている。寝汗がひどくてよく眠れない、夜中に暑くて目が覚める。

これらの症状も血管運動神経症状の1つで、更年期の代表的な症状です。

体が熱くなるホットフラッシュは、目覚めている昼間だけではなく、夜間眠っている間も同じように起こるため、睡眠時にほてりや発汗が起こります。

就寝中に起こった場合、何度も目覚めてしまい、ひどい場合は睡眠障害となるおそれもあります。他の病気の可能性もありますので、あまりにひどい場合は婦人科を受診することをお勧めします。

冷えのぼせ


https://www.photo-ac.com/main/detail/1428699?title=女性の冷え対策

顔は熱くほてっているのに手足は冷たいという「冷えのぼせ」の症状が現れる人もいます。冷え症は、女性なら若い頃から冷えに悩まされる人も多いので、そのまま放置している方も多いかもしれません。

更年期の冷え症には、手足が冷たいだけでなくほてりやのぼせを伴うことが特徴です。

もともと手足の冷たい人は血の巡りが悪い場合がほとんどなので、これに更年期が重なると、冷えに加えて腹痛や頭痛を併発する場合もあります。

更年期の暑がりはどのように対処すればいい?

一般的に締め切った室内や、電車の中などいつ出るかわからないホットフラッシュに怯えて、外へ出るのが億劫になったり、人と会うのが怖くなったり。更年期のひどい症状の場合、それまで普通にできていたことができなくなる場合もあります。

でも心配しないで。今ではホットフラッシュの対処法などもたくさん出ています。ひとりで悩まず、周りの知恵を参考にしてみましょう。少しだけ気持ちが前向きになりますよ。


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寝汗の場合

とにかく寝る前にはリラックスすることを心がけましょう。体が疲れていれば、熟睡できるものです。適度な運動や軽いストレッチなどをして体の巡りを良くするのも効果的です。

リラックスのためには、お気に入りの音楽を聴いたり、好きな香りのアロマオイルを炊くのも良いでしょう。これらが緊張をほぐし、自然な眠りに誘ってくれます。

夜中に寝汗をかいても気にならないように、吸収性の良いパジャマを着ること、タオルやベッドパッドを敷いて、汗が気にならないようにするのが良いでしょう。

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