悪夢を引きずらない!悪夢の意味と、嫌な夢をすっきり忘れる方法

目覚めが悪い「悪夢」の種類

どうせならハッピーな夢ばかり見ていられたら良いのですが、ストレスや体調によっては、嫌な夢、悪夢も見てしまうものです。

怖い夢を見て目覚めたときの「ああ、夢で良かった!」というあの感覚は、独特なものですよね。時々、一度悪夢から覚めても、また眠ると悪夢の続きを見ることもあり、こうなると意味がわからない状態に陥り、眠るのが怖くなることも。

そんな悪夢には、個人的な心の傷に由来する精神的なものと、突然出てくるものがあります。

目覚めが悪い「悪夢」の種類①精神的な悪夢

これは、あなたが経験した過去の不愉快な出来事や、心の傷になり、もう二度と思い出したくない時代のことを蒸し返すような悪夢です。喧嘩して別れた恋人、2度と会いたくない人物なども夢に登場することも珍しくありません。実際に経験した震災や事故などの体験が、悪夢の原因になることもあります。

精神的な悪夢は、心に重く、目が覚めてもしばらく嫌な思い出に引きずられてフラストレーションが溜まります。

目覚めが悪い「悪夢」の種類②突然出てくる悪夢

事件や事故、葬儀、誰かに襲われるなど、脈絡もなく突然出てくる嫌な展開の悪夢です。人を殺す夢や、高い場所から落下する夢などは、ショッキングで、思わず夜中に飛び起きてしまうこともあるのではないでしょうか。

目覚めた後も「どうしてあんな夢を見たんだろう」と気になることが多く、もやもやします。

「悪夢」の中には良い意味を持つものも

どのような「悪夢」にも、実は今のあなたに必要なアドバイスやメッセージが含まれています。

夢を現実の意味と重ねてしまい、「不吉」に感じることが多いかもしれませんが、実は「悪夢」でも、意味を調べると吉夢の場合も多いのです。

どのような悪夢も、その本当の意味がわかると、嫌な気分は一瞬で消え去ります。そして、その夢はおそらく二度と見なくなるでしょう。限定的ではありますが、今回は一般的に悪夢によく出てくる夢をご紹介します。

良い意味を持つ「悪夢」①過去に戻る

子ども時代や学生時代、昔の職場、学校など、夢の中で過去を追体験する夢。あなたが思い出したくない時代を追体験するのは、多分とてもつらい意味を持つのではないでしょうか。しかし、過去の夢は、その時代に何らかの学びが隠されていることをあらわします。それは今のあなたの悩みを解決する鍵になるかもしれません。

良い意味を持つ「悪夢」②嫌な人が出てくる

思い出したくない人、嫌いな人が夢に出てくると、「どうして?」と不愉快になることでしょう。これは人間関係のストレスが溜まっていることへの警告です。実生活でも神経質にならず、嫌いなものは気にせずスルーして良いですよ。何よりあなた自身の心を癒し、いたわりましょう。

良い意味を持つ「悪夢」③事件や事故の夢

事件や事故の夢は、実生活でも注意力が低下していることへの警告です。もっと周囲をゆっくり観察し、あなたが注目すべきものに早く気づいてほしいという意味を持っています。怪我をして出血しているなら、エネルギーを消耗しているので、心身共に休養を大切にしてください。

良い意味を持つ「悪夢」④襲われる夢

誰かに襲われる夢は、あなたが何らかのプレッシャーを感じているときに見ることが多いものです。他人には言えない隠し事をしているのかもしれません。秘密にしている不安感が膨らんできているようです。気分転換をして、そのプレッシャーから自分を解放しましょう。

良い意味を持つ「悪夢」⑤人を殺す夢

人を殺す夢は、目覚めの気分としては最悪ですが吉夢です。あなた自身が抱えていた苦悩の克服だけでなく、人間関係の好転にも恵まれます。これは、あなたが夢の中で、自分自身の古い価値観や不要になった考え方を一掃したという意味ですので、その分、物事は良い方向に向かいます。

良い意味を持つ「悪夢」⑥幽霊

夢の中に幽霊が出てきても、怖がる必要は全くありません。それはむしろ、あなたに、新しいチャンスが訪れようとしていることを意味します。怖がらずに立ち向かえれば、チャンスは目の前ですよ。

良い意味を持つ「悪夢」⑦落ちる

夢の中落ちるのは、失敗への過剰な不安や恐れをあらわします。高い場所から落ちるほど、その恐れの度合いが高いといえるでしょう。行動できない状況にあるなら、動ける時期まで粘り強くチャンスを待ちましょう。準備を整え、自信をもって物事に立ち向かってください。

悪夢をすっきり忘れる方法は?

もやもやして、つい引きずってしまう悪夢。夢の世界で起きたことなのに、「どうしてあんな夢見たんだろう」、「そういえば、昔嫌なことがあったなぁ」と芋づる式にネガティブなことを思い出して落ち込むこともあるものです。しかし、もともと夢とははかなく、忘れやすいものなので、方法さえわかれば簡単に忘れられます。ここでは、悪夢をすっきり忘れるためにベストな方法をご紹介します。

悪夢をすっきり忘れる方法①シャワーを浴びる

夢見がわるいとき、悪夢を引きずりそうなときには、熱いシャワーを浴びる方法がおすすめです。血流もよくなり、もやもやも一掃されて、夢の内容はすっきり忘れられますよ。

悪夢をすっきり忘れる方法②運動する

ジョギング、ランニングですっきりしましょう。人間は運動している間、筋肉の動きに意識が集中するため、悪夢の内容は自動的に忘れられるのが良いところ。ボーリングやゴルフの打ちっ放し、バッティングセンターもおすすめです。

悪夢をすっきり忘れる方法③高点をめざしてゲームに集中する

時間を決めて、好きなゲームに挑戦します。ただし、ルールがあります。「チャンスは一回限り」。今まで出したことのない「高得点」を目指して、集中してください。逆に、悪夢のことをぼんやり考えながら漫然とゲームを続けるのは逆効果なので気をつけて。

悪夢をすっきり忘れる方法④テレビをつける

ニュースや情報番組で流れるおびただしい話題。テレビを見ないという方も、この時ばかりはぜひテレビをつけましょう。興味のある番組をザッピングして、自動的に情報をチェックしているうちに、夢の内容はあっという間に忘れます。お気に入りのドラマや映画に集中するのもおすすめです。

悪夢をすっきり忘れる方法⑤悪夢を誰かに話す

気のおけない友達や家族とコミュニケーションをとりましょう。無駄話をすることで気が晴れます。人に話す方法は意外と簡単に悪夢を忘れられるのでおすすめです。悪夢を話しているうちに、実はたいしたことではないと気づくことも多いですよ。できれば午前中のうちに話してすっきり忘れましょう。

悪夢をすっきり忘れる方法⑥家事に集中する

雑念を払う効果の高いお掃除がいちばんです。掃除機、拭き掃除もいつもより丁寧に行ってみましょう。この方法は部屋もピカピカになって気分爽快な上、いつのまにか悪夢のことも忘れています。料理やガーデニング、買物に出かけるのも効果的です。

悪夢をすっきり忘れる方法⑦悪夢退散のおまじないを唱える

最後にとっておきの悪夢退散の方法をご紹介します。人の夢を食べて生きると言われる空想上の動物「獏(バク)」の伝説。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。このバクに、悪夢を食べてもらいましょう。

嫌な夢や悪夢を見たら、目覚めてすぐに「この夢をバクに与える」と二回唱えてください。その悪夢はもう二度と見ることはないと言われています。試してみてはいかがでしょうか。

悪夢を避ける方法は?

仕事、ストレス、刺激の強い映画やテレビ番組が夢に影響を与えることが多いのです。外部の刺激や影響で見る夢のことを、「干渉夢」と呼び、これはあなたのクリエイティブな夢とは一線を画するもの。

ホラー映画などを見ながら眠ると、夢の中でも似た悪夢を見てしまう。覚えがある方も多いはずですよ。では、さっそく悪夢を避ける対策方法をご紹介しましょう。

悪夢を避ける方法①入眠前の習慣を見直す

突発的な悪夢を見るときは、睡眠直前にしていた事を思い起こしてみてください。

就寝前にテレビや映画を観ながらいつの間にか眠っていて、夢かうつつかわからない状態で悪夢に突入ということもありますよね。テレビも電気もつけっぱなしで寝ると、睡眠の質が悪くなり、悪夢を見る確率が上がります。スマホを見ながら寝落ちするのも同じくNGです。悪夢を避けるためには、眠る2時間前にはメディアの情報を遮断するのがベストです。

悪夢を避ける方法②睡眠環境を見直す

寝室の温度や湿度も安眠には欠かせません。寝室が暑すぎたり、寒すぎたりすると、眠りの質が悪くなり、悪夢に繋がりやすくなります。自然な眠気を誘い、安眠できる寝室の適温は冬23度、夏は25度と言われます。湿度はどちらも50%から60%が理想的です。室温計を置いて、おやすみ前にチェックしてみてはいかがでしょうか。

エアコンを付けっ放しで眠ったり、こたつで寝るのは悪夢を見る確率がぐんと上がってしまうので、くれぐれも注意してくださいね。

悪夢を避ける方法③ストレス解消を心がける

仕事で疲れて帰ってきたのに、夢の中でも仕事をしている夢を見ることはありませんか。まるで働き通しのような疲労と不条理を感じてしまい、ある意味「悪夢」と言えるかもしれません。ストレスがたまると、こうした夢からさらに突飛な悪夢を見るようになることも多いので、気をつけたいものです。

まずは、仕事とプライベートの切り替えをしっかりすることが大切です。仕事が終わったら、最低でも3時間はリラックスする時間を持つようにしてみましょう。趣味に没頭したり、お風呂にゆっくり浸かるなど、自分の時間を大切にすることで自然に悪夢を防げます。

悪夢を避ける方法④悪夢避けのお守りを吊るす方法も

悪夢をよく見るのがつらいという方におすすめしたいのは、アメリカインディアンのオジブワ族に伝わる悪夢よけの「ドリームキャッチャー」を吊す方法です。これは、悪夢を絡め取り、朝日で焼き払ってくれるという可愛らしいお守りで、真ん中の小さな網を通過して、良い夢だけがあなたの元に届きます。

「ドリームキャッチャーがあるから、もう大丈夫」という気持ちが、悪夢を撃退してくれることでしょう。ネット上にはドリームキャッチャーの制作方法もいろいろ出てくるので、手作りしてみるのも素敵です。出来上がったら、朝日が当たる窓辺などに吊るすと良いでしょう。

悪夢を上手に忘れて良い睡眠を

良い夢はあっという間に忘れるのに、悪夢は、落ち着かない気分を引きずってしまうものですよね。しかし、悪夢にも悪い意味だけではなく、むしろ良い意味もあることをわかっていただけたかと思います。

悪夢を解消する方法は「夢の意味を知ること」が一番ですが、嫌な夢は覚えておかずに、きっぱり忘れた方が気分も軽くなるものです。もし悪夢を引きずってしまうなら、まずは上手に忘れる方法を試してみてくださいね。

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